2013年7月12日金曜日

ベルギーにおける言葉事情

ブルージュを含む、ベルギーの北半分の「フランドル地方」では、オランダ語が主に話されていました。

でも、ブルージュの人たちは、オランダ語、フランス語、英語を、皆さん自在に操っていました。相手によって瞬時に切り替えるのです。この言語能力はすげーな、と思いました。

英語も聞き取りやすく、助かりました。


しかし、ここブリュッセルでは、公式にはオランダ語とフランス語が両方使われるとのことでしたが(下の写真の道路標識は、上がオランダ語、下がフランス語)、実際には、フランス語の方が普通に話されていると感じました。


ちなみに、ベルギーの南半分の「ワロン地方」では、フランス語が主に話されているそうです。(あさって、ディナンという街を訪ねる予定です。)

ベルギーにおける言語の問題は、いろいろと難しそうですね。
だって、日本の「四国」の1.6倍という国土面積で、地域によって言語が違うんですから。。。


ブリュッセルの人たちの英語は、かなり「なまり」が強く、聞きづらいケースが多いです。

名探偵エルキュール・ポワロも、こんな英語を話していたのかと想像すると、ちょっと愉快です。


余談ですが、今までベルギーを6日間旅してきて、イタリア語、スペイン語を話す観光客は、少数ですが、いましたが、それらを話すベルギー人はいませんでした。

ドイツ語を話す人に至っては、観光客であっても、いませんでした。

ドイツ人はアメリカに行くのかな?
(アメリカの国立公園では、ドイツ人をたくさん見かけた記憶があります。)


ボール遊びをする犬

イタリア語を話すご夫妻と、飼い犬が、公園でボール遊びをしていました。

ご主人が大きなカメラを持って写真を撮っていたので、たぶんイタリアから車で、ブリュッセルまで旅してきたのでしょう。(こちらのホテルは、たいてい犬連れオッケー)

ナツを一緒に連れて来られない僕としては、羨ましい話です。


ナイスキャッチ!


大喜びで飼い主の所に戻ります。


日向ぼっこをするお姉さんたち

ブリュッセルの国会議事堂近くの公園の光景です。


子供たちの目もはばからずに、お姉さんたちが昼寝をしています。

とにかくこちらでは「日光」が貴重なので、夏の日射しを浴びているのが大好きなんでしょう。

(※)上の写真の、ピンクのシャツを着たお姉さんの居場所が、日陰になってしまったために、下の写真では、場所を日なたに移動している点に注目!


と、そこへ、チワワくん登場!

元気いっぱい、お姉さんたちの所に向かって突進します。


お姉さんたち「なによ、あんた…、寝てんのに…」


でも、チワワ君のあまりの無邪気さに、お姉さんたちも思わず微笑みます。


飼い主がチワワ君を慌てて撤去した後、お姉さんたちは再び眠りにつきました。

めでたし、めでたし。

(※)1枚目の写真の、黒いシャツを着たお姉さんの居場所が、(これまた)日陰になってしまったために、下の写真では、(これまた)場所を移動している点に注目!



ベルギーにおける日韓関係


ここベルギーでは、日本料理店「居酒屋・味」と、韓国料理店「キムチ」(←このネーミングに受けた(^^;))(良く見ると、"CHEZ KIMCHI"だから、「キムチ家(や)」って感じかな?)が、仲良く隣り合わせに店を構えていました。

アメリカなどですと、実は2つは同じ経営(どっちも韓国系とか)だったりするのですが、ここではどうでしょう?

ともあれ、圧倒的な数の洋食店がひしめき合うここブリュッセルで、日本と韓国のお店が並んでいる姿は、印象深いものがありました。


ベルギー料理が口に合わない!……(--;)

今までの滞在で、ベルギーの名物料理というものは、一通り食べてみた。

小エビのコロッケも、ホワイトアスパラのサラダも、ワーテルゾーイという煮物も、あ、忘れてた、ムール貝の白ワイン蒸しも、食べた。

牛肉のビール煮込みなんざぁ、3回も食べた。

しかし!!

「もう一度あれを食べてみたい」と思うものがないのだ。


たいていは、あの国の、あの都市の◯◯は、また食べたいなぁ、ああ、考えただけで唾液が口の奥に溜まってくるなぁ、って、思うものがあるんだけど、どうも、ここベルギーだけは、まあ日本に帰ってしばらくしてみないと何とも言えないけど、たぶん、「また食べてみたい」と思う料理には、出会えずに終わっちゃうような気分になっています。

ここでの主食は、何と言っても「イモを揚げたやつ」。


ここでは「フレンチ・フライ」と呼ばれています。
(フランス人はそれでいいのか?)

ファストフード店はもちろん(まあこちらは別料金ですが)、レストランでも、必ずこのイモがメインディッシュに大量に、しかも黙っていても無料で付きます。

そして、塩と胡椒がテーブルにドーンとあって、それをガンガンガンガン、おいおい、そんなに塩辛くしてええんかいのぉ?、と心配になるくらい、イモの上に振りかけて、モリモリ食べます。

ドイツもイモというイメージがありましたが、あちらはもっと料理に工夫があって、しかもソースもいろいろで、そりゃあもう、おいしゅうございましたが、ここベルギーはダメ。


揚げる、揚げる、揚げる、の一辺倒。

そりゃあ、最初はおいしいですよ。
でも、どんぶり一杯も揚げたイモをおいしく食べ続けられるもんじゃない。


で、取り敢えずの結論。

この「フレンチフライ」がメインの位置に君臨している限り、ベルギーには真においしいメインディッシュは登場しないんじゃないか、そんなふうにも思えるのでした。


ブリュッセルは都会だ


なぜなら、ネクタイを締めた人がいて(ブルージュにはいなかったなぁ)、ランチを買って、オフィスに戻る姿を見たからだ。